【弓道】厄介な悪癖「早気」の直し方を解説!

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弓道

どうも、ねこたてです。

弓道をしている人のほとんどが経験しているのではないか思われる悪癖の一つが早気です。

実際に僕も早気を体験しましたがなかなか辛いですよね…。口割りに下した瞬間離してしまう、挙句の果てには口割りまで下せず目通りで離れてしまう始末。このようにとても厄介な悪癖ですが、意外と直し方は単純です。

理由としては、使用している道具か精神的なこと以外に考えられないからです。

ということで、早気の原因と直し方を解説していきたいと思います。

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会とは何か

弓道教本第一巻にて会とは何かについて書かれていますが、簡単に言うと矢束まで引き収めた形を保ちつつ、筋肉と骨を伸ばし、狙いを定めながら離れる機が熟すのを待つことです。

早気になっている人が早気を直そうとして考えることは勝手を固めてとにかく会を持ち続けることです。

これでは会を持てたしても、左右上下に伸び合いがないため根本的な解決にはなりませんし、再び早気が再発してしまう可能性も高いです。

なので、 早気を直すにあたって会とはどういうもので、何のためにあり、何をするのかを改めて考える必要があります。

使用している道具が原因の場合

身の丈に合わない強い弓を使用している

強い弓を引きたいという気持ちも分からなくはありません。ですが早気になってしまっては元も子もありません。なので、今使用している弓の強さより2㎏程弱い弓を使用してください。もし、弓の強さが分からないのであれば楽に引き分けられるくらいの強さの弓を使用してください。

弱い弓の方がやはり会の状態を保ちやすいです。今まで強い弓を使用していたので筋力的に余裕ができるためです。

強い弓を引くことができる=かっこいい、分からないこともないですが身の丈に合わない弓を引いて早気になるくらいなら無理に強い弓を使用する必要はないと思います。

精神的なことが原因の場合

頭では離してはいけないと分かっているのに条件反射で離してしまう。

本来であれば引き分け、会、離れとなるところが引き分け、離れと身体に刷り込まれてしまっています。中てたいという気持ちが先行してしまって、狙いがついたら離すことをしているとなってしまいます。この状態はかなりの重症で直すのは難しいです。例えると無意識にしてしまっている癖を直すようなものです。

身体に刷り込まれたものはすぐに消えることはないので地道に塗り替えていくしかありません。

早気を克服するには早気で引いた矢数の倍以上の矢数を引かなければいけない、とも言われているので色々な方法を試して少しずつ会を取り戻していきましょう。

僕が成功した早気の直し方

色々な方法はあると思いますが僕が成功した直し方は、会に入ったら前の的と自分の的の間に狙いをつけてそこで伸び合い、狙いを戻してから離すという方法です。

大切なのが伸び合いを意識することと、狙いをちゃんと戻すことです。伸び合いがあってこその会なので絶対に意識すること。狙いをちゃんと戻さず、押手を振って離しているとまず中らないですし、癖になるかもしれないからです。

初めは会に入ったら離してしまっていたので矢所は3時に固まっていましたが次第に伸び合っている感覚が分かり、会の時間も長くなりました。

3か月程かかりましたがこの練習方法で直すことができました。

まとめ

いかがだったでしょうか。 僕は2年ほど早気に悩まされ、その間にたくさんの方法を試しましたが完全に直ることはなく、ようやくこの方法で克服することができました。

早気は弓道人生を崩壊させかねない厄介な悪癖です。克服するためにはかなりの時間をかけなければいけません。克服したとしてもまた早気になる可能性は十分にあります。なので油断せず、会での伸び合いを忘れずに弓を引き続けていきましょう。

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