どうも、ねこたてです。
気が付けばもう7月半ばですね。
今年はいろんなことがあり過ぎて、特に何もしてなかったのに
あっという間に夏がやって来ました。
この時期になりますと天気のいい日は気温が高く
熱中症など子供たちの体調管理に一層気を配ります。
体調管理には検温が不可欠です。
しかし子供の体温って計ってみると思ったよりも高かったり、
急いで病院連れて行ってもう1回計ってみると
微熱程度に下がっていたりすることありませんか?
なぜ子供の体温は変化しやすいのか…
それについてお話してみたいと思います。
子供の平熱は大人より高い?その原因は?

わたしの勝手なイメージですが、子供って小さい子であるほど
いつもポカポカしていて、すぐ汗だくになるイメージがあります。
体温が高いから暑がりなのかな…と今まではそんな風に思っていた
のですが、実はもっと深い理由がありました。
子供は大人よりも体温が高いのはよく聞きますが、
その理由は成長するために
たくさんのエネルギーを必要としているからです。
そして子供は体温の調節がまだ上手く出来ないため
気温や室温によって身体に熱がこもったり、
冷えたりと影響されやすいので
体温の上がり下がりが大人よりも激しくなります。
私たち人の体温は1日24時間単位のリズムがあります。
朝は低く、夕方が1番高くなります。
子供も同じようにリズムがありますが、
1日の中で0.5度~0.8度の変動がある子もいます。
季節によっても平熱が少し変わったりします。
さらに子供は体が小さい割りに表面積が大きいため放熱量が多いのです。
しかし体温調節がうまくできないので
汗はたくさん出るけれど体に熱がこもりやすく、
体の深部の体温が高くなりやすいのです。
気温などにも影響を受けてしまう子供の体温。
お外でたくさん遊んだりする活発な子は
おとなしい子よりも平熱が少し高い子が多いようです。
病院にいくべき?平熱より高いときの対処法を紹介!

では大人よりも平熱が高い子供は
何度までが平熱で、何度からが発熱になるのか?
もちろん個人差はありますが、
目安として37.4度以下は平熱の範囲になります。
37.5度~37.9度は微熱、38度~38.9度は発熱、39度以上は高熱となります。
先程にも書きましたが、1日を通して体温のリズムがありますので、
子供の正しい平熱を知るためには
普段から朝昼夕と時間帯ごとの平熱を知っておくと
いざという時に役に立つと思います。
もし平熱よりも体温が高かった場合、
まず以下の症状をチェックしてみてください。
- 熱以外に鼻水や咳が少しだけ出る。
- 熱が少し下がったときは機嫌もよく、元気に遊べる。
- お水や食事をしっかり食べることができる。
この3つの条件が全部揃っている場合は、
すぐに病院に行かず自宅で少し様子を観察しても大丈夫です。
しかし今から書く症状がありましたらすぐ病院へ行きましょう!
熱が上がり、ぐったりしている
熱が上がってぐったり元気がなくなってくると
普通の風邪以外の病気のおそれがありますので、
すぐに受診しましょう。
赤いブツブツが体中にある
体に発疹が出ている場合、
- 麻しん
- 水痘
- アレルギー
のおそれがあります。
下痢や嘔吐もある
風邪のときでも下痢や嘔吐を伴うことがありますが、
脱水の心配がありますので病院へ行きましょう。
痰がからむような咳をしたり、背中に耳をあてるとヒューヒュー聞こえる
これは肺炎や喘息などの可能性があります。
早めに病院へ行きましょう。
喉の辺りからヒューヒュー聞こえて、声がかれている
声帯のまわりが腫れている可能性があります。
子供は気道がせまいので、腫れるととても苦しくなりますので
すぐに病院へ行ってください。
熱が数日続いている
普通の風邪の場合、1~2日で熱が下がります。
それ以上熱が続くのは違う病気の可能性がありますので、
病院へ行きましょう。
6ヶ月以下の赤ちゃん
6ヶ月以下の赤ちゃんは基本的に発熱が少ない時期ですので、
念のため病院へ行きましょう。
以上のような症状がありましたら、
迷わず病院へ連れて行きましょう!!
水分補給もこまめにとるようにしてください。
熱が出てるとき脱水症状になりやすいので、
水分補給はとても重要です!
しかし水だけを飲んでもだめです。
失われた塩分も一緒に補給しないといけません。
今は[経口補水液]という水に塩分と少しの糖質が加わった
便利な物が薬局などで手に入りますが、
急な発熱でお家にない場合は自分で作ることができます。
・自家製経口補水液・
- ① 湯冷まし1リットルに砂糖40グラム、お塩3グラムを入れてしっかりと溶かしてください。
- ② しっかりかき混ぜましたら飲みやすい温度に冷ましてください。
- ③ レモン汁を少し入れるとさらに飲みやすくなりますので、
お好みでどうぞ。
こちらの作り方を覚えておくといざという時に便利なので、
ぜひやってみてください。
まとめ

子育てをしていると、変わりやすい子供の体温にあたふたしがちです。
元気よく遊んでいると思ったら熱っぽかったり、
体温高いわりに元気だったりと、
私自身子供の熱に何回も振り回されたことがあります。
親として子供が熱っぽいと悪化する前に
治したい気持ちめちゃくちゃわかります。
しかし子供の体温のメカニズムを知ることによって
不必要な受診を減らせますので、ぜひ参考にしてみてください。