部下の退職願は手遅れのサイン!?「信頼できない上司」とは?

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生活

どうも、ねこたてです。

 

ある日突然、会社の部下から退職届をだされて、慌ててしまったという方はいませんか?

今、社会では「信頼できない上司」が急増しているといわれています。

 

突然の退職届に「なぜ、その前に相談してくれなかったんだ!」と、相手を問いただしたくなってしまう気持ちもわかりますが、その前の部下が出していた黄色信号に、あなたは気づけていなかったのかもしれません…。

 

部下に退職届をだされてしまったら、それはもう手遅れのサインです。

部下が退職届を出す前に、相手の想いに気付いてあげることが大切です。

 

会社を辞めたいと感じている部下には、いくつかの特徴があります。

相手に退職届を出されてしまう前にそのサインに気付き、優秀な部下が離職していくのを防ぎましょう。

 

★日頃のコミュニケーション不足

最近、あなたは部下とのコミュニケーションをきちんととっていましたか?

会社を辞めようか悩んだり、退職を意識しだした部下というのは、上司と距離を置き、避けるようになります。

 

最近、部下とあまり話さなくなったな…そう感じたら、積極的にコミュニケーションを図ってみましょう。

 

日ごろから部下と、密にコミュニケーションをとっていれば、部下の変化に気付くこともできるはずです。

 

最近やけに顔つきが暗いな…そう感じたら、悩みを抱えていないか、相談に乗ってあげましょう。

 

★以前の容姿より変化がみられる

恰好や髪形にも注目してみましょう。

これまできちんと身なりを整えていた部下が、急にひげを剃らなくなったり、だらしない恰好で出勤するようになった場合も要注意です。

 

普段から部下のことを気にかけ変化に敏感になっていれば、退職のサインにも気づき、退職を決意させる前にこちらが対策を練ることもできるはずなのです。

 

また、逆に普段からオシャレなネクタイやカラフルなシャツを着ていた部下が、急に無地のシャツとネクタイを着始めた場合は注意です。

 

転職するために面接を受けていたり、転職エージェントと相談をしている可能性があるからです。

 

★顔つきに変化がみられる

いつもなら明るい表情や真面目な表情を見せる部下が、何かに悩んでいるような難しい表情をするようになったら、退職を考えているかもしれません。

 

もし、その部下がある日何かを決意したような表情になっていたら退職を決めてしまったサインかもしれません。

 

また、ホッとした表情をしているようなら、それは転職先が決まった後の安堵から現れるものです。

 

悩んでいるような表情を見せる時はまだ引き止めることは可能です。

ですが、そこから安堵した表情をするようになったら、転職を決意した後なので止めるのは難しいです。

 

★部下が自分の意見を言わなくなった

以前は会議などで積極的に意見を発言していたのに、最近になってから意見を言わなくなった場合は退職のサインです。

 

辞める前の人というのは

「どうせ辞めるんだし、発言をしなくてもいいよね」

「もうすぐ辞めるのだから、無駄な発言はしないでおこう」

などなど考えていることが多いです。

 

★部下に対して熱心に指導するようになった

普通、退職するということを周りの人間に言う人はいません。

 

いつか辞めたことを部下が知る日が来たとしても大丈夫なように引継ぎを行っているのかもしれません。

 

真面目な部下ほど仲間想いなところがあるので、残された仲間が無駄に苦労しないように指導するものです。

 

★仕事に対してのやる気が感じられなくなった

元々責任感の強い部下が仕事に対してやる気が見られないのも要注意です。

 

与えられた仕事はしっかりとこなしていたのに、仕事を残して帰ってしまうのならストレスが溜まってしまっています。

 

仕事を任されるというのはかなりのストレスになります。

「どうせ退職するのだから、わざわざストレスを感じてまで仕事をしたくない」

というのが本音でしょうね。

 

また、有給に関しても以前は最低限の有給しか取っていなかったのに、急に長期の有給休暇を取りだしたら、退職をする決意が固まった合図かもしれません。

 

 

ここまで退職のサインをご紹介しましたが、どれも基本的に「いつもと何か違う」ということです。

 

この「いつもと何か違う」を感じ取るためには、やはりコミュニケーションや普段から観察することが大切になってきます。

 

ぜひ参考にしてみてください!

 

ここからは、部下から退職届を出されたときに引き止める方法リーダーとしての責任、やるべきことなどについてもこれから書かせていただきたいと思います。

 

新人の離職率に悩んでいる上司の方にぜひ、読んでほしいと思います。

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期待の部下から退職願!?引き止めるための対処法とは?

自分が期待していた部下から、突然退職願いを突き出されたら、それはもうショックですよね。

そこから退職を引き止めることは、果たして可能なのでしょうか。

 

部下が退職願いをだしてきたということは、相手も相当の覚悟をもっているはずです。

 

そこから退職をひきとめるのは、はっきり言ってかなり難しいことと言えるでしょう。

 

そもそも、部下が「退職しようと思います」と伝えてきた時点で、本人は退職することを決めている状態です。

 

さらに、ほとんどの場合はすでに次の職へ就くことが決まっています。

 

なので、部下が退職する決意を固めている状態で引き止めることはかなり難しいです。

 

退職を決めることに本人はかなりの時間をかけて悩んだことでしょう。

この悩んでいる時間に「いつもと何か違う」ということが見られるのです。

 

やはり、そこまでに至る前に相手が退職したがっていることに気付き、退職を決意させる前にこちらが対策をとる必要があります。

 

退職を決意させる前に退職を引き止めるほうが、部下が離職する可能性はかなり減るでしょう。

 

しかし、相手がだしていたサインに気付くことができず、退職届を出されてしまった場合は、素直に「やめてほしくない」という気持ちを伝えましょう

 

誠心誠意の対応で、

「退職を考えていたことに気づけなくて申し訳ない。悩みがあったなら、相談してほしい」

と、相手に伝えましょう。

 

そこで間違っても、「待遇をよくするから!給料を上げるから!」というような提案をするのは辞めましょう。

 

それでは、給料を上げたところで、またしばらくたったら退職をちらつかせて、交渉してくるかもしれません。

 

それよりは、今の仕事があっていないようなら、部署を変える提案をしてあげるといいでしょう。

 

とにかく、相手に対して親身になり、辞めてほしくないという気持ちをまっすぐに伝えることで、相手にも誠意が伝わり、考え直してくれる可能性も高まるでしょう。

 

部下が退職しようと思う理由は何?

退職をしようとする人には様々な理由があります。

それこそ介護や育児、仕事に影響が出てしまうほどの体調不良など、どうしようもない理由もあります。

 

これら以外で退職するに至った理由をご紹介します。

仕事がおもしろいと感じなくなった

やりがいや達成感を求めて就職したのに、これらが得られないと退職をする考えに至るようです。

実際、これが退職を考えるようになる1番の原因となっています。

 

特に仕事に対して熱意がある部下ほど「活躍したい、昇進したい」と考えているので優秀な人ほど早く辞めてしまうのです。

 

考えてみてください。

「自分がしたいことができない、同じ業務を何年も繰り返している」

そんな会社なら辞めた方が良いと考えるのも当たり前ですよね?

 

また、部署を簡単には変えてもらえないとなると、転職した方が良いとなるのも頷けます。

仕事の量が多すぎて精神的に辛かった

もしかしたら、仕事を均等に任していたつもりでもその人にとってはその量をこなすのはキツイと感じて辞める原因になります。

 

また、人材不足が原因で1人1人に振り分けられる仕事の量が多くなって、必然的にストレスが溜まり退職を考えることもあります。

 

さらに言えば、その日に与えられた仕事を早く終わらせたのに「まだ時間があるから」と違う仕事を押し付けられることも原因です。

 

仕事を終わらせるスピードは人それぞれです。

仕事が早いであれば5時間もかからない量でも、遅い人だと9時間かけてその量を終わらせます。

 

早く仕事を終わらせる人にとって仕事を押しけられるのは、1日の仕事の量が増えるだけなので不満が溜まりやすいです。

自分に対しての評価に不満があった

部下への評価は平等に行っていますか?

その会社での評価基準の他に個人的な評価を加えてはいませんか?

 

確かに人数が多くなるほど1人1人に対して、適切な評価をするのはかなり難しいことでしょう。

 

ここに個人的な感情で評価を行ってしまっては、部下が

「頑張って結果を出しているはずなのに…」

と不満が溜まっていくことになります。

 

こうなってしまうと「自分をしっかり評価してくれる所に行こう」と考えるようになり、退職に繋がってしまうのです。

上司のことが嫌いだった

表向きは親しくされていたかもしれませんが、内心は上司のことを嫌っていることが多々あります。

 

嫌われる上司の特徴としては

 

  • ハラスメント行為を行っている
  • 仕事ができない
  • 攻撃的で常にイライラしている
  • 陰口が多い、好んでいる
  • 自分勝手すぎる
  • 相談しづらい
  • 変に細かいところにこだわる

などが挙げられます。

 

人は嫌いになればその人との接点をなくそうとしますが、仕事ではそう簡単にはいかないので辞めよう決断するようになるのです。

人間関係がうまくいかなかった

何気に多い退職理由が人間関係に関することです。

 

20代には人間関係に対しての不安を抱えながらも、仕事を通していろんな人と関わっていきたいと思っている人がかなりいます。

 

ですが、社会に出ると幅広い年代の人と関わる必要があるので、気の使い方が分からず余計にストレスを感じてしまいます。

 

このように精神的なストレスをため込んでしまったがために退職に繋がってしまうのです。

部下の退職理由に嘘が多いのはホント?

結論を言えば、これは事実です

退職した社員100人に「退職理由を正直に話したか」についてアンケートを取ったところ、6割近くが「話していない」と答えたそうです。

 

本当の退職理由を言わない理由については

男性と女性で意見が分かれています。

男性の場合

男性の場合は、自分が辞めた後の会社のことを思って本当の理由を飲み込んでいる人が多いです。

 

その他にも「本当のことを言ってもどうしようもない」という、諦めから本当のことを隠す人もいるようです。

女性の場合

女性の場合は、本当のことを言ってしまったら面倒なことに巻き込まれると思って言わないことが多いようです。

 

また、「自分が辞めた後に悪いところが改善されるのは納得いかない」という意見もちらほらあります。

なぜ退職理由に嘘をつくのか

本当のことを話さない理由は「会社の環境」にあります。

本来であれば、誰もが嘘の理由なんて言いたくはありません。

 

ですが、「本当のことを言ってしまえば円満に退社できない」という空気が会社内にあることで、嘘の理由を言うことに繋がっているのです。

 

特に日本人は他人の目を気にする人間です。

本当のこと言って職場に荒波をたてるより、嘘のことを言って安全を取るのは当たり前のことです。

 

本当の理由を聞く必要があるのであれば、会社内の状況を改善する必要があります。

改善しない限り本当の理由を聞くことは難しいでしょう。

 

私は学生時代にバイトを何回か辞めたり、転職を1回した経験がありますが、辞める理由で嘘をついていたことがあります。

 

本当のことを言ってしまうと職場の雰囲気が悪くなるのでは?と思ったり、引き止めようとされて面倒だなと思い、ついつい嘘の理由を伝えてしまいました。

 

やはり、その時の職場の雰囲気が本当のことを言いにくい、言ってはいけないと思わせるような感じだったからかもしれません。

 

部下の退職希望への対応は?引き止める?引き止めない?

期待をしていた部下が止めてしまうのはショックなことですが、引き止めることは正解なのでしょうか?

 

結論としては、退職したいという部下を引き止める必要はありません。

 

退職したいという部下が優秀な場合、引き止めたい気持ちもあるでしょう。

 

しかし、優秀な人材がいなくなることで、埋もれていた優秀な人材が頭角を現します。

 

退職したい部下の引き止めに時間を使うより、残された部下の育成に時間を使うほうが有意義だと思いませんか?

 

いまはSNSで簡単に情報発信できてしまいますので、

引き止めに時間をかけると

 

「退職したいと伝えたのに、なかなか辞めさせてくれないブラック企業」

 

などと拡散され、会社のイメージが悪くなるリスクもあります。

 

また、残された部下も「あの人は特別なんだ」などと思ってしまい、チーム全体の士気が下がる恐れがあります。

 

退職したいと申し出た部下に対しては、できるだけ円満退職できるように対応し、退職するまでいつも通り接するのが一番です。

 

部下の退職は誰の責任?リーダーとして今すべきこと

さて、部下の退職は誰の責任なのでしょうか。

すべての責任が上司にあるわけではありませんが、離職率が高い職場であるならば、上司に責任があるとも考えられます。

 

部下の退職を防ぐためには、やはり定期的に部下と1対1で話し合える場を設けることが大切です。

 

時間は15分くらいでも構いません。

雑談程度でも、部下の顔つきや様子で分かることがあると思います。

自分の想いなどを伝えるチャンスでもあります。

 

日ごろのコミュニケーションが、信頼関係を築くのにはとても大切なのです。

 

また、残念ながら部下の退職を止められなかった場合は、退職する部下を笑顔で送り出し、今後の部下の成長を応援してあげましょう。

 

どうせ退職するからと言って、冷たい態度をとるのはよくありません。

あなたの行動を他の部下たちも見ているからです。

 

きちんと退職する部下を送りだした後は、今後は他の部下を離職させないために、同じ過ちを繰り返さないよう、反省点を活かしていきましょう。

 

まとめ

今回は、部下の退職について書かせていただきました。

 

期待していた部下に退職されるのは、とてもショックです。

取り返しのつかないことにならないように、部下想いの上司になるよう心がけましょう。

 

部下の退職は決して上司だけの責任ではありませんが、離職率が高い場合は自分の行動を改める必要があります。

 

まずは、部下ときちんと対話することから始めてみましょう。

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