意外なものになっている?あやめ池遊園地は現在どうなっているのか?

スポンサーリンク
生活

どうも、ねこたてです。

 

創業大正15年、奈良県奈良市にあった近鉄あやめ池遊園地。

 

あやめ池遊園地は2004年6月6日、78年の長い歴史に幕をおろし閉園となりました。

 

現在、遊園地跡地には昔の面影は無くなっており、池と自然だけが当時の姿を残しています。

 

菖蒲上池周辺はマンションや一軒家が建ち並ぶ新興住宅地、おしゃれな街並みへと様変わりしました。

 

池のほとりのあやめやスイレンは今も昔を懐かしむように咲き誇っています。

 

遊園地無き今でも、そこだけは懐かしいあやめ池を残しているのです。

スポンサーリンク

懐かしい…あやめ池遊園地とはいったいどのような場所だったのか?

奈良県奈良市にあった近鉄あやめ池遊園地は大正15年創業の長い歴史のある遊園地でした。

 

広さ約33万平方メートル、池の上を縦横無尽に走るジェットコースターなど絶叫系の施設なども充実した一大遊園地だったのです。

 

6月ごろにはハナショウブが咲き誇り、季節折々の花々が人々の心を和ませてきました。

 

  • 昭和3年に温泉場、劇場、直営食堂が開設。
  • 昭和29年には空中観光ロープウエイが開業。
  • 昭和30年には円形大劇場が開設。
  • 昭和35年には東洋一の水上ジェットコースターが開設。
  • 昭和40年には日本歌劇学校が開設。
  • 昭和45年にはボーリング場が開設。
  • 昭和56年には水上宙返りコースター「トルネイダー」。
  • 平成元年にはジャンボメリーゴーランド。

 

大きな施設だけでも、このように次々と拡充、開設されてきました。

 

あやめ池遊園地は高度経済成長時代のレジャーブームの流れに乗って、最新のマシンやアトラクションが次々と登場しました。

 

かなり力を入れて設備していたようです。

 

当時、世界最大級のメリーゴーランド、スリル満点の水上を連続3回転する水上宙返りコースターのトルネイダーなど絶叫系施設も人気を誇っていました。

 

あやめ池の水面にはファミリー、カップルなどがスワンボートを浮べてのんびりと楽しんでいたものです。

 

夏にはプール、冬にはスケートリンクも開設され、奈良県唯一の象のいるミニ動物園もありました。

 

OSK日本歌劇団の常設小屋として円形大劇場があり、劇団員を養成するための学校も併設されていました。

 

また、併設の野外劇場ではアイドル、ミュージシャンによるコンサートや、多種多様な展示会が日々行われていました。

 

まさに、遊園地の見本市のような存在でした。

 

当時は、老若男女を問わずに本当に楽しめる、人気の一大レジャーランドだったのです。

 

そうなったのか!あやめ池遊園地の跡地は○○に大変身していた!?

地域住民、遠方からも人々は訪れ、楽しまれてきたあやめ池遊園地も時の流れには勝てず。

 

少子化、レジャーの多様化、UFJの開園などにより入園者は激減。

 

運営していた近鉄グループのリストラも重なってしまい2004年6月6日閉園となりました。

 

閉園後の「あやめ池遊園地」跡地は、運営母体の近鉄グループの近畿日本鉄道が中心になり環境に配慮したニュータウンとして開発を進められました。

 

国土交通省の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」にも選ばれています。

 

近畿日本鉄道、地域住民代表、奈良市、有識者でまちづくりのコンセプトを策定しています。

 

  • 水辺や緑などあやめ池のランドスケープを継承・活用し、四季や自然に応答した街づくり
  • あやめ池を中心とした新たなライフスタイルをもとに人と地域がつながる街づくり

 

遊園地時代の財産である、あやめ池を中心とした

 

  1. 「水辺や緑を活かし」
  2. 「環境と調和し」
  3. 「環境に配慮したまちづくり」

 

を行なうことで、コンセプトの実現を目指したそうです。

 

時代に先取った、風力、太陽光発電を共用設備で利用する、省CO設備を設置。

 

  • 一般住宅
  • 集合住宅でも高断熱
  • 太陽光発電の利用
  • LEDを積極的採用する

 

などエコ活動を進めています。

 

自然環境と調和した先進的な新興住宅地、おしゃれな街並みへと様変わりしたのでした。

まとめ:あやめ池遊園地はエコな街になっていた!

昔を知らない人には、この地に大きな遊園地があったとはわからないほどの変貌です。

 

時代の変遷についていくのが辛く感じる人もいるでしょう。

 

遊園地があった時代を知っている人には、寂しい現実です。

 

しかし、今を知る人にとってこの街は設備の充実した環境に配慮した新興住宅地なのです。

 

遊園地は無くなりました。

 

しかし、季節折々の自然は残り、紅葉も美しい水辺です。

 

近鉄菖蒲池駅からスタートして、1.3kmほどの「あやめ上池水辺遊歩道」が整備されています。

 

春は菖蒲に蓮の花、秋には紅葉と楽しめます。

 

 

民族博物館や美術館も近くにあり、のんびりとした時間を過ごすのはいかがでしょうか。

 

昔を懐かしみ、散策をするのも良いでしょう。

 

ああ、古き良き時代よ!

 

ということでこの記事では「意外なものになっている?あやめ池遊園地は現在どうなっているのか?」について書いていきました。

 

この記事が参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました