どうも、ねこたてです。
近頃、老若男女問わず、神社仏閣で御朱印の列に並ぶ人を多く見かけます。
御朱印ブームがいつから始まったのかは明確ではありませんが
- 2013年に伊勢神宮の式年遷宮、出雲大社の大遷宮という大イベントがあった
- 2014年8月にはテレビで御朱印集めを趣味とする“御朱印ガール”の特集が放送された
ことが、ブームのきっかけとなったと考えられます。
このブームに乗って、最近では普通の雑貨屋さんでも、デザインにこった可愛らしい御朱印帳が多く販売されています。
可愛さに惹かれて思わず購入してしまった、という方も多いのでは。
きっかけは何であれ、新しい趣味を持つことは、より豊かな生活を送るためにもとても有益です。
そもそもなぜ御朱印を集めるのか、その基本を知り、ずっと続けられるような趣味にしていきましょう。
ほんとに効果ある?御朱印を集めて経験したご利益とは?

そもそも御朱印とは、お寺に写経を納めたという証明書が発祥であり、現在では、お経を納めなくても、神社仏閣を参拝した証としていただくものです。
ですから、実は御朱印=証明書であって、それ自体にご利益はありません。
御朱印は、厄除けのお守りのように、お金を支払ってご利益を分けていただくという性質のものではないのです。
しかし、御朱印をいただく前提となる、神社仏閣を参拝するという行為そのもの自体が、ご利益を得るという意味でも大変有意義なものです。
そういった意味では、御朱印集めにもご利益があると言えるかもしれません。
例えば、出雲大社の御祭神は、大国主大神。
大国主大神は、農耕や漁業、殖産の神であり、縁結びの神でもあります。
この神様をお祀りする出雲大社を参拝すれば、そのご利益として、恋愛成就などの恩恵が期待できます。
このご利益をいただくための参拝の証として、御朱印を頂戴するということです。
集めれば集めるほどご利益を受けられるというものではありませんが、神社によって御祭神も変わり、その神様が司るものによってご利益も変わってきます。
お寺も同じで、本尊とする仏様が変われば、そのご利益も変わります。
有名な所だと、江ノ島の弁財天様を参拝すれば美人・音楽上達等の女性に嬉しいご利益があると言われていますし、銭洗弁天はその名の通り金運上昇のご利益があると言われていますよね。
このように、ご祭神や本尊、または歴史に着目して、神社仏閣ごとの特徴を学びながら参拝し、その上で御朱印をいただけば、きっとその神社仏閣ごとのご利益が受けられるのではないでしょうか。
実はかなり面白い?御朱印集めを趣味にしよう!

そもそも御朱印とはどのようなものなのかを知ったら、早速近くの神社仏閣に参拝し、御朱印をいただいてみましょう。
御朱印は、参拝した日付、中央に御本尊または神社の名前と朱印(神社の場合、朱印だけの所も多い)、お寺の場合は山号が記されています。
この御朱印の構成を理解し、何箇所か参拝して御朱印をいただいた後、御朱印帳を見返してみると、神社仏閣の雰囲気や歴史、仏様の表情、参拝した思い出が、ありありと蘇ってくるのではないでしょうか。
このような実感があると、御朱印集めがただのスタンプラリーではないことが分かります。
御朱印を集め始めた最初のうちは、どうしても、御朱印をもらうこと自体が目的になってしまうのも、仕方のないことだと思います。
しかし、しばらく続けているうちに、神社仏閣への参拝自体が第一の目的になり、御朱印はそれに付随して集まるものであると考えが変わってくるでしょう。
そうなれば、もう御朱印集めが自分の趣味であると、胸をはって堂々と言えます。
参拝して御朱印をいただくために少し遠くまで足をのばすようになれば、運動不足の解消にもなり、日常のストレスからも解放され、一石二鳥ですね。
まとめ:ルールとマナーを守って御朱印を集めよう!
御朱印の性質や意義・構成が理解できると、早速御朱印をいただきに出かけたくなってきたでしょうか。
最近では、季節やイベントに合わせて、限定の御朱印を配布してくれる神社仏閣もあります。
機会が合えば、そんな特別な御朱印をいただきに行くのも楽しいかもしれませんね。
何にせよ、御朱印集めをする上で忘れてはいけない重要なことは、御朱印は神社仏閣を参拝した証としていただけるものであるということです。
このことを忘れて、参拝せずに御朱印だけもらって帰ってしまうという人が増えているのも現状で、このことを苦慮している神社仏閣も多いようです。
御祭神やご本尊は、何を司っているのか、その神社仏閣にはどんな歴史があるのか、知識をつけた上で参拝した方が、理解も深まり、より思い出としても残るはずです。
きっとそうして参拝していただいた御朱印なら、あなたに素敵なご利益をもたらしてくれるかもしれませんよ。
ということでこの記事では「〇〇さんもやっている!?御朱印を集める理由とは!?」について書いていきました。
この記事が参考になれば幸いです。